XPlannreとTrac

なんか結局XPlannerとTracと両方のインストールをここ数日で行った。

俺の認識では、TracもXPlannerもプロジェクトマネージメントのために作られたツールだと思う。
正直商用ソフトは、好きじゃない上に、そこまでお金を使う贅沢ができた試しもないので、Project Serverとかも運用レベルで使ったことはない。
でも、それでもProject ServerとかPrimaveraとか、運用しているスタイルを見てきてはいるわけで、なんとなくどんな運用だろうというのは想像はついてる。

んで、俺の結論。
おそらく俺が今後触る規模のプロジェクトで、一番有用なのはTracのようなポリシーのManagement Softwareであり続けるだろう。

Tracは、wikiやBug Trackerと似ている。
http://trac.edgewall.org/ticket/886 とか http://trac.edgewall.org/wiki/SubTickets でSubTicketsの議論がまだ終わってないけど、それでも十分に動いてる。
でも俺が思うに、SubTicketsを基本機能として入れ込んでしまうことは、もっと潜在的な問題をTracに取り込むことになってしまうと思う。

TracはまぁどうみてもToDoリストや、BugTrackerとかの延長の発想でTicketを定義していると思う。
でも、オレはいまだかつて、階層構造を持ったToDoリストや、階層構造を持ったBugTrackerを見たことは無い。
逆に、もし階層構造を持ったToDoリストがあったら、オレはきっと使わないと思う。階層構造がある事で、かえってToDoが実行されなくなると思うからだ。
カテゴリ分けはあっていいと思うけど、階層がもしあったら,,,ToDoリストのそれぞれのタスクは、サマリーだけ見ても意味がわからないものが並べられて行くようになるだろうし、直感的にわからないものがどんどんならんでいくと思う。

今のままで、階層が無い方がTracの思想として正しいと思うのだけど,,, 階層を作ったらマネージメントできるようになる、ってのは単に気のせいな気がするのだが,,,
階層が無いとマネージメントができない、とかの話が書いてあるが、そういう人には「じゃぁ階層があったらマネージできるんか?」と逆に問いたい。

少なくとも、それは俺の業界の話ではない...
発見的プロジェクトで、そのようなもの作っても、「管理できた気分になる」だけと思うが.


..でもきっとこういう考え方は少数派で、そのうちTracにも階層構造はimplementされそうな気がしてちょっと悲しく思ってみたり。